着物+洋裁=着物リメイク、前回は上手にほどくコツⅡ(ほどく順序)でした。
本日は着物をほどいた後の布の整え方です。
ほどく作業はリメイクをするのにあたって、一番重要なとこと…着物(きもの)パーツを知ることでリメイクの創作な幅が広がります。では、ゆっくり、気長にやりましょう。
着物リメイク「How to make♯4」
着物をほどいてシャツなどにする場合は直接肌に触れるもの、洗ってから仕立てたいのが正直なところです。
地の目を正すためにも洗う作業は重要ですよね!
※正しい洗い方はありません、布によっては変色やちぢみがあります。
作られた時代や素材もさまざま、古着・アンティークの着物は基本は水洗いにしましょう。
布の整え方
①絹もの用の洗剤を用意して、水洗いします。丈夫なものは洗濯機の弱もしくはソフト洗い。ちぢみを防ぐ方法は水の温度を一定にして、色が出るものは単独で洗うことです。
ただし水を通すともろくなる場合はありますので縮緬系はクリーニング店へ出すのも一つの方法です。
②洗ったら干します。手早くすすぎ、軽く脱水し(少ししずくだ出る程度)一枚づつしわを伸ばしながら竿にかけて干しましょう。
③乾いたら(湿っていても可)裏からアイロンをかけます。横糸が耳端から端までまっすぐ通っているか確認してスチームアイロン(130~140℃)を布幅を整えるようにかけます。この時、無理に引っ張らず自然に。
アイロンがけは着物地の全体を見るチャンスです。穴や傷み、汚れなど確認しましょう!
写真は羽織裏からファブリックボード♡に変身しました。
洗剤がない場合は水洗いでも(よほどの汚れシミ以外は)汚れは落ち、OKです。布を整えるのは決して無理をしないこと。
銘仙は引っ張ると割けることがあるのでご注意を。着物リメイクはとっても難しい分野です。洋裁が得なひとでも、36センチほどの幅でどのようにパターンを展開するのか考えます。