自分だけの一閑張り
一閑(イッカン)張りとは日本の伝統工芸品のことです、一貫張りと書かれることもあります。
より詳しくは【一閑張り(いっかんばり)教室】をご覧ください。
一閑(イッカン)張りはメジャーに知られていませんが、和雑貨の好きな方はおなじみのものとなっているのではないでしょうか。一般的な認識としては購入すると決して安くない代物という感じでしょうか?
なぜ、一閑(イッカン)張りって安くないのか? それは制作に手間暇かけていることも理由のひとつ、そしてキチンと丁寧に作られているものは数十年もしくは100年もつといわれています。
そいう理由から「決して安くない代物」となっています。
その日本の伝統工芸品の一閑(イッカン)張りを自分で制作してみてはどうでしょうか?
販売されているプロ並みに作るのはむ難しいですが、工芸を楽しむという分野であれば、チャレンジできます。
初心者はまず小さいものからチャレンジ!
(一閑(イッカン)張りBOXと材料)
一閑(イッカン)張りは、作業的には単純なものです、しかしすぐにできるものではありませんので、気長にやっていきましょう。材料は竹カゴもしくは竹ざると、和紙です。上記の写真は下張りの和紙を張った竹箱と上張りの和紙を用意しました。ビクトリアン調の和紙はレザープリンターで印刷したものです。(デザイン制作はワタクしオリジナルです)そしてお気に入りのイラスト(絵)もしくは布のハギレなど。(イラストは模写したもの)
※『高橋真琴の少女ぬりえ 世界のおひめさま』より
一閑(イッカン)張りに主に使う道具
- 木工用ボンド・柿渋・下張り和紙・上張り和紙
- ボンドを入れる容器(ボール)と刷毛
- 柿渋を入れる容器(ボール)と刷毛
- 作業中汚れないようにエプロンやさ作業台に敷くビニールシート
(一閑(イッカン)張り・下張りをはった状態)
(木工用ボンドをぬるって上張り和紙をはる)
下張りをはった竹箱に木工用ボンドを(だまにならないように)刷毛でキレイにぬり、上張り和紙をはります。空気を抜きながらはっていきましょう。
コツはひとつひとつの工程を丁寧にすること、下地の和紙をはるとき上張り和紙をはる時に空気が入らないようにカゴと密着させることです。
(上張り和紙をキレイにはった状態)
上張り和紙をキレイにはったら、乾燥させます。ボンドが乾いたら柿渋を縫っていきましょう!
(仕上げに柿渋塗りと色づけ)
柿渋は少しずつ、刷毛で丁寧に塗っていきます。刷毛は同じ方向に塗ると和紙がけば立ちがしません。柿渋を塗るコツは刷毛にたっぷり柿渋をつけて、一度滴(したた)らないように刷毛を絞り、竹箱にサッと塗ります。この時か柿渋がたれると乾燥し時に汚くなるので、気を付けください。
最後にお気に入りの絵の模写したものをオイルパステルと水彩色鉛筆で色づけしました。イラストの周りにレースをはって、出来上がりです。
(一閑(イッカン)張りBOXの完成)
一閑(イッカン)張りBOXのキット販売してます
(一閑(イッカン)張りBOXのキット)
一閑(イッカン)張りBOXのキットは3000円で販売しています。一閑(イッカン)張りBOXは出来上がり品で、レースなどのデコレーションをボンド張り付けて完成です。
キット販売のお問い合わせ(近日ヤフフオクにて販売予定)
自信があれば一閑(イッカン)張りバッグへチャレンジ!
(一閑(イッカン)張りバッグのキット)
一閑(イッカン)張りバッグのキットは5000円で販売しています。(和風バッグ)上張り和紙と下張り和紙は手すき和紙です。丈夫で初心者の方にもはりやすい和紙になっています。
キット販売のお問い合わせ(近日ヤフフオクにて販売予定)←ヤフオクは2019年3月に終了
オリジナル一閑(イッカン)張りを作るためにAmazonで購入したもの
一閑(イッカン)張りについて何かございましたらお気軽にご連絡ください。