(藍のドレス2017)
制作Diaryをデザインを決める
今年の初めに手染めの藍のドレスデザインを決めて、まずは藍染人のIndigoJapan(インディゴジャパン)さんへ相談をしました。
ドレス制作にあたっては快く承知していただき、素材選びや染めのくグラデーションなど細かく打ち合わせをしてから、素材選びして縫製に取り掛かりました。
(藍のドレスデザイン画)
(ドレスの打ち合わせ:羅籐組さんのブログから拝借)
いよいよ縫製と染めへ
ある程度段取りが決まると作業がは早く進みましたが、一番時間を要したのは素材選び。やはり綺麗に染め上がる素材となると、選択肢が難しいところがありました。
今回は伸縮性のあるレーヨンとシルクのような肌触りの綿をセレクトしました。
縫製はパーツに分けて、染をした後に再度組み合わせて縫製するという形にしています。けっこう手間暇掛かっています。
藍【愛】のドレス(mermaid dress)完成して
天然藍の誕生は紀元前2000年頃、日本に伝来したのは飛鳥時代(538年~645年)のおよそ1400年前のことです。
「藍」は4000年の長い年月を経て、今に伝わり藍染商品はたくさんの方に愛されてきました。
愛されている理由それは天然藍の、防虫・消臭・保温・放熱・生地を強くする、といったさまざまな効用があるからです。藍はブルー単色ではなく、さまざまな色味が重なり合い深み、味のある色です。
藍の色は日本の色味で言うなら「褐色(かちいろ)」。 江戸時代では「褐色(かちいろ)」が「勝ち」に通じると思われ、弦を担ぐという意味もあり、強さと美しさ、そして可憐さを兼ね備えた藍(愛)の色をドレスにイメージをしました。着心地の良さはもちろんのこと、藍の濃淡の全てを楽しめる一着となっています。
藍染職人と着物リメイク作家が数か月に渡って制作しました、2人の渾身の作品です。
QOOPY think∗ 久しぶりにドレス制作をして思うこと。 ウエディングドレスというと純白で華やかでプリンセスラインが主流です。今回マーメイドラインにしたのは、女性らしい自然でしなやかな曲線美を藍染の色良さや深さを表現きできたらな、ということから始まりました。 意外ですがシンプルでスタイルよく着こなすことができるのが「マーメイドデザイン」です。服飾はアンティークレースともみ(赤)と藍染の花のモチーフのコラボレーションをすることで、 見て「うっとり」着て「うっとり」なドレスに仕上がったのではないでしょうか。 反省点は自分の引き出しをそのまま出し切ってしまい、もっと(こだわり)細部をアレンジをせずに完成させたことかな、と感じています |
藍のドレス(mermaid dress)ギャラリー
今回十人十色のメンバーでもある木工アクセサリーのafriさんからドレス撮影に協力してもらいました。
藍のドレス専用のギャラリーページがあります、どうぞご観覧ください。