(第24回手づくりフェアin九州)
5回目出展
1月の末にインフルエンザにかかり、それから体調不良まま臨みました、手づくりフェアです。5回目ということもあり、ある程度段取りと売上見込み数などもほぼ粗わかるようになってきました。今回は高校生のファッションショーもあって若い方の来場者多かったような気がします。全体的な会場の来場者数は3万2000人ほどで、去年より多かったみたいです。
体調が思わしくない状況でしたが、2日間なんとか(笑)楽しく過ごせました。最終日は実家の家族が手伝いに来てくれましたし、工房のご近所さんや仲良しの作家さんなど遊びに来て頂いて、手作りの楽しさというか醍醐味というか、確信に変わる体験をしました。
作家として
手作りイベントに出展する心持ち条件としては「たくさん作品を創ってみてもらい、共感して、購入してもらう」というのがセオリーだと思っておりました(ざっくりでスミマセン)。今もおおよそ同じようなことを考えていますが、ワタクシ少し独りよがりだったようです(笑) 要は見る側や買い手の気持ちを真剣に考えていなかったのです。
多分、それなりの頭で考えていたものの、気付かなかったんでしょうね。というか未熟で気付けなかったんだと思います。
喜んで買ってもらうには・・・
そう、どうせなら「喜んで持って帰ってもらう」。そういうことを考えなくてはいけなかったのです。せっせ数だの作品のセンスだの、そういった事ばかり気にしてしていましたから。(ま、考えることは沢山あるんですけど、ね)
簡単で単純なことなんですけど、意外に作って売る側の人間は気づいてないんですよね。「喜んで持って帰ってもらう」ということを。お買い得感やなどの価格的なものが大きいのかもしれませんがでもそこは難しく、信用度が損なわれない程度にしなくてはいけないんですよね。
買い手側も目利きが多く、だいたいの相場は知っているワケです。手作りの価格が低価格だっとしらソコにリスペクトは存在しないでしょう、きっと。
ワタシもセールストークが上手いわけでもないし、どちらかというと不親切な方。ですが一応作家なので、作品については多少なりとも説明はします(笑)でもブースに来てくれる方はある程度、知っているんです。だからそこはお互いの信頼度なんですね。「良いものは良い」という意識が互いあれば、余計なことは言わなくなりました。「良い作品だ」と思ってくれればあとはお持ちに帰りになるかどうかだけなんですね。だれも作品に対して文句やけなしたりしてなければ、半分ものづくり作家として成功なんです。
誰がみても良いものであれば、それは宣伝して売る努力をするだけです。良いものを作って売れないのは宣伝不足や作家の認知不足なんです。
たわいのないものを作っていたとしても、売れるということは、求められているということなんですよね。そう、少しでも世の中から求められ、続けていくとそれが世の中の一部となっていくんです、不思議ですよね~。
最後に
ここ数年、場数を増やしたら何か得るものがあると思っていたところがありましたが、ワタシは場数を増やしながら自分の居場所を確立することだだったように思えます。作家として講師として相手のことを思いやれる人間がはじめて(肩書ある)作家をなのれるのではないのかな~とも思います。これからもまだまだ、模索の日々ですが・・・得るものより与える精神が大事なんですね~…と言うことで久しぶりの出店後雑記でした。
着物リメイク作家 QOOPY