ハンドメイド作家が自立できない理由

ナチュラルらいふ 2018/07/04
お金と家と生活

手作り雑貨作家たちは、何を目指すのか

社会現象にもなっているハンドメイドブームの行く末もどうなることやら・・・とふと思うQOOPYです。

実体験も含めてあれこれ書いています、ハンドメイド作家を目指してる方の夢を潰す気なんてさらさらありませんのでタイトルや文面についてはご了承ください。 ただお金儲けもしないと社会貢献とか有り得ないし仕事として確立しない、また社会的認知度も低いのではないかと考えています。

いままで、tweetしてきたものや考えていることを簡単にまとめています。また昨年の2017/11月に何げなくつぶやいたことが思ったより反響があったのでそれについても書いています。

「ハンドメイド作家で食べていくのはほとんど不可能。外注を利用したり輸入販売したりまたは本を出筆したりしなければやっていけない。だから地位や名声は得られる人はいるかもしれないが金銭的に勝ち組なんてほとんど存在しない」

という文章(本文引用元がはっきりしてなくてすみません)。ほんとおっしゃる通りで、このハンドメイドブームで作家を目指す人口もダントツ増えましたから、そういう厳しい世界にみなさん何を目指しているのか?という疑問が出てきます。

過去のコラム:《勝手に作ったものが勝手に売ることができる ものづくりイベント

ものづくり作家のアイデンティティ

稼ぐ前に、ものづくりをしている端くれとしてせめて「何を発信したいのか、伝えたいのか」というアイデンティティ必要性と感じるワケです。

大げさですが「作家としての社会的存在する価値や信念」を自身にあるのか、ないのかで作品(商品)の存在が大きくグンっと違ってきます。

何が言いたいかというと「手づくりの良さや楽しさ」を伝えるというのは当たり前なんです、だって手作り作家ですから。それよりももっと必要なことあるでしょ、そうオリジナルティと情熱です。 ひとことで「オリジナルティと情熱」という括りにするのも多少問題ですが個性なんです。その作家が発信する個性。「個性」を感じることで世間に共感得るのだと思うワケです。

手作りだから価値があるという意識は捨てる

結論をいいますと「ハンドメイド作家が自立できない、稼げない」要因のひとつは「手作りだからもっとお金を取っていい」と勘違いしているからです。

手作りって手間暇かけてるから・・・というのは理由になりません。手作り+手間暇+付加価値=ニーズ価格、です

「手作りだからもっとお金を取っていい」という安易なものでは、上手くいくはずがありません。 「作りのものをいかに安くお客さんに提供するか、量販店の商品と差別化するというテーマに日々頭を悩ませている・・・」意識が現状なのです。

ものづくり作家は殿様商売なのか

たぶん、多くの方がデザインアート作品は値段があってないようなもの・・・という意識もあるのではないでしょうか。殿様商売ができる人は「社会的認知度」がある方です。 その人の作品(商品)良さが多くの人に共感でき、求められるから殿様商売できるのだと思います。

では「殿様商売」がしたければ有名になることが手っ取り早い、沢山いろいろなところに宣伝し、話題となることです。

しかし、こういう方法で稼げるのはほんの一部なんですね。また技術を売るのか、アイディアを売るのかで大きく分かれますし。

ハンドメイド作家に限りませんが

予算枠の決まった一件100万円の仕事を取るのと、売れるか売れないか分からない100円の物を1万人に売るのでは、前者のほうが死ぬほど楽ちんなんです

ワタシは技術とセンスを売っているので、作品を売りまわるより、技術とセンス使って受注を受けるほうが楽ちんです。

自立するにはどうするのか

簡単にいうと、ものづくり作家として稼ぐ方法は、自分のものづくりをベースとして色んな展開をしていくことです。自分の流の稼げるスタイルの確立です。

「路面店を持たず、自宅や公共スペースを利用している・手作りなのに、わりといいお値段を付けている・市場性を見ずに自分の好きなものを作っている・自分の成功体験をセミナーで講話している・SNSで人気」

これじゃ、上手くいきません。商売上手ではありませんし、ほぼそれは(一貫生産できる)仕事ではありません。確かに"発言に共感するファンを囲って商売するほうが、今の選択としては賢い"かもしれませんが。商売ですから売れなくなる時が必ず来ることを考えられるか、られないので稼げる方法論の雲泥の差がでます。

できること、できないこと自分を知ること

現実的にワタシも自立しておりません。なので受注制作や販売・教室などできることはなんでもやっています。そして実績を構築しています。現在、目標としているところから果てしなく遠い場所にいます。

ワタシはプレタポルテ(既製品)の縫製工場出身者です。それが作家となることでオートクチュール(オーダーメイド)に進路変更したワケです。それは技術的にも大変で失敗も多くしました。

まずは自分自身をプレゼンできるかどうかが一つの鍵だと思います。何ができるのか、得意とするのかまた、何ができないのか、能力がないのかなど・・・知ることです。

上記のtweetでもあるようにワタシの着物リメイクが「いつの間にか、世の中の一部となる。」(なった)のは、世間の方に育てられてきたからです。

ものづくり人って世間ズレというか浮世離れしてるイメージがありますが、作家として自立するのはしっかり世間とかかわらないとダメなんですね、当たり前ことなんですけどね。

作家としてお客(シロウト)さんからお金をいただくというのがどれほど大変なことか、それを知っている人(大変さを知っている人)だけが、プロからもシロウトさんからもリスペクトされ、社会的認知度ができ、自立して道が開けていくのでは~と思うこの頃です。ビギナーズラックの作家さんがでてきてもみなさん惑わされないように、頑張りましょう!

着物リメイク作家 QOOPY

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