(着物リメイク・リバーシブル帽子2016)
博多は昨日は豪雨でした。もう水無月の半分を過ぎ、「博多祇園山笠」のにぎわいがそこまで来ています。
受注制作ものこり数点になり、なんとなくやる気がない日々が続きリフレッシュしたくて久しぶりにリバーシブル帽子を制作しました。
季節的には「アジサイ」がピッタリ。ドットの紺色と浴衣の生地だった紫陽花です。
制作時間は約90分です。
着物リメイク・リバーシブル帽子制作
およそ50センチの反物があれば十分制作できます。(リバーシブルなので、50センチ×2枚)
裁断をし、生地の二枚とも接着芯をはります。帽子の型紙は2009年作成したもので、何をみて製図をしたか覚えていません。
似たような帽子の製図をないかと探したところコチラにあったのでリンク貼っておきます。
制作した大きさは「2枚はぎ・前つば22センチ・後ろつば17センチ・トップクラウン直径15センチ」です。
縫い方も至ってシンプルです。縫い代はほぼ全部1センチです。
コツは円形を縫い合わせるので、縫った後に切り込みをいれて落ち着かせることです。またアイロンをかける時すこしきせをかけるとキレイに仕上がります。
平ゴムを通すステッチもミシン定規があれば便利です、ステッチがキレイになります。
着物リメイクを楽しむこと
(着物リメイク・リバーシブル帽子2016)
制作する側も、使用する側もやはり「着物リメイク」を楽しむことが一番良いです。この着物リメイクの需要と供給のバランスがとれているかどうかは・・・???かなりハテナなのですが(笑)ひとことで云うなら「着物リメイク」とは「新しい価値を創出する」ものです。
作り変える、リメイクをすることで芸術性ある新しいもの生まれ変われるものだということ。
一反の着物があれば、洋服とプラスアルファ作れます。今日制作したこの帽子の紫陽花柄 浴衣もシミだらけでしたが、ワンピースとなって残りのハギレで帽子にも変身しました。
ただのハギレなのかそれとも光り輝く原石か、具現化し付加価値を与える、それが作家のリメイクの醍醐味だと思います。