一閑(イッカン)張り教室の開催のお知らせです。一閑(イッカン)張り教室のワークショップを機に期間限定の教室をしています。期間は毎年4月初旬から9月の末まで開催です。
工房では2~3人の少人数制で、マンツーマンでの指導も可能です。本格6ヶ月コースの場合は(年中受講可能)期間は限定していません。カゴの大きさや材料によって受講料が異なります。※受講料は基本材料込みの価格です。お気軽にお問い合わせください。
一閑張りとは (いっかんばり)とは・・・
一閑張とは、日本の伝統工芸品のことで、一貫張と書かれることもあります。竹や木で組んだ骨組みに和紙を何度も張り重ねて成型し形を完成したら柿渋や漆を塗って、色をつけたりして防水加工や補強にします。
張り子と作り方が似ていいます。木や粘土の型に和紙を張り重ねた後に剥がして形をとる方法もありますが、一般的には竹を骨組みにしたものに何度も和紙を張る技法が主流です。
当時の農民や庶民に広まった「ボテ張り技術」を一閑張りと名づけて伝統工芸になってることもあるそうです。
※ボテ張りはボンド・工業用のりや米のり等で和紙等を張り作るもので「庶民」が簡単に作ることが出来る技法の一つです。
一閑張りの食器は高級料亭等でお皿として現在も利用されています。また丁寧作ったものであれば・・・数十年もしくは100年もつといわれています。
ビクトリアン調の一閑張り
(Paniegg Roseにて)
ヴィクトリアン調の一閑張りバッグを制作するようになったのは、長崎・諫早のPaniegg Roseの
オーナーさんに制作依頼を頂いたのがキッカケでした。その後工房でも生徒さん要望で、和ものと洋ものの一閑張りバッグを作る方が多くなりました。
アンティークつながりで和風も洋風も同じように魅了されるのかも・・・しれませんね☆
(ヴィクトリアン調の一閑張りBOX)
【Paniegg Roseにて】
和風の一閑張り
(鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)一閑張り)
やはり、一閑張りといえば和風なものを連想します。そもそもワタシも普段の着物に合わせて作り始めたのがキッカケでした。
日常の生活に馴染んで、お稽古用やお出かけ用の一閑張りバッグでお出かけなんて、なんて素敵なことでしょうか。また、それがオリジナルで自分作ともなると「愛着度」間違いなしです。
受講内容について
教室は丁寧にご指導させていただきます。受講内容は2~3人の少人数制・マンツーマンコース全3回と基礎から学ぶ本格6ヶ月コース全8回があります。(一閑張り教室全3回は作品により時間は異なります)
2~3人の少人数制・マンツーマンコース全3回
- 受講1日目(第1回)一閑張りについての説明、カゴに下張り(和紙を糊で貼っていく作業) 乾燥
- 受講2日目(第2回) 上張り(字や絵の和紙をカゴ等に貼っていく作業) 乾燥・バッグの場合は取って作り
- 受講3日目(第3回) 柿渋での仕上げ(柿渋を数回塗り重ねる) 乾燥 完成
- 受講料・全3回 (材料込)18000~23000円(税抜価格)(価格はカゴの大きさで異なります・大きさ5種類)所要時間約90分/1日受講
基礎から学ぶ本格6ヶ月コース全8回
- (第1~3回)一閑張りについての説明、竹ザルや竹箱を使って基礎を学ぶ
- (第4~5回) 大きめの竹カゴ使って下張りや上張り(字や絵の和紙をカゴ等に貼っていく作業) 乾燥など柿渋のぬりについて学ぶ
- (第6~8回) 習得し学んだことをいかして一閑張りバッグの制作
- 受講全8回終了致しましたら、カゴバック(好みのカゴ・和紙・下張りと上張り)を特別価格でお譲りいたします。(キット販売は受講者のみ)
- 受講料・全8回(材料込)64800~円(税抜価格)所要時間約90分/1日受講
福岡市東区の工房では少人数制(2~3人まで)駐車場アリ。出張講習も行っています、少人数の場合は交通費を別途請求させていただきます。
出張講習の場合はまずは受講コースを添えて無料見積もりのお問い合わせください。申し込みお問い合わせフォームからご連絡ください。
イオン福岡東内カルチャータウンで一閑張り講座しています
2018年1月よりイオン福岡東内カルチャータウンで一閑張り講座と着物リメイク講座をしています。気ままに楽しい教室です。趣味で一閑張りの基礎から学びたい方にお勧めです。材料費は別途かかります。お問合せはカルチャータウン福岡東校までお願いします。お問い合わせはコチラから。