糸山自動車文化館3周年総合芸術祭に出展して
5月23日から6日間、佐賀県鳥栖市の糸山自動車文化館の3周年記念行事に出展をさせていただきました。とても濃い6日間でした。主に絵画が多く展示をしていて普段見ることができない水墨画や油絵、
水彩画、日本画などの芸術を堪能しました。ギャラリーには畳のひと部屋があり、そこに絹織物の羅籐組(RATOSO)さんと共に展示販売をしました。
(絹織物の羅籐組(RATOSO)さんの作品)
絹織物の羅籐組(RATOSO)さんは上記の写真のように、絹織物のストールや手書きの一閑(イッカン)張りのスゴ腕ラインナップ。季節的にうちわや、きれいな色のストールなどが人気でした。
(糸山自動車文化館3周年記念・総合芸術祭・絵画)
ギャラリー内の絵画の展示の様子です。プロの方もアマチュアかたもランダムに展示をされています。
初出展の感想
今回は絹織物の羅籐組(RATOSO)さんから誘いを受けて参加させていただきました。はじめてお会いした糸山自動車文化館のギャラリーオーナーさんは水墨画教室と兼任し運営をされています。同じ創作する部分で非常に勉強になったのは「遊びごごろ」で随分と作品が違ってくることです。絵画を展示されている皆さまはプロもいればアマチュアもいらっしゃいって、どれも見る人をあきさせないものでした。
技術的な巧さだけでは語れない「遊びごごろ」がそこにはありました。
習熟してスペシャリストになるには...
アマ(アマチュア)やプロ(プロフェッショナル)の、ものづくりから滲み出る「味」や「良さ」というのは、単なる習熟する時間や才能とは違ったものが他にあるのだと思います。それは外部的な影響や自分が直接触れていない文化的背景の影響を受けているので、と感じました。ここで考えさせられたのは、プロなのかアマチュアなのかという基準でした。世の中のほとんどが自己宣言な部分が多く、どこで判断するのか非常に難しいですよね。
プロフェッショナルという値に達するには、目安として「1万時間の法則」というのがあります。
(書籍:天才! 成功する人々の法則)
何かのスペシャリストになるにはおおよそ1万時間の練習や積み上げ(経験)が必要というこです。
一万時間とはどのぐらいでしょうか、
ワタシ自身に当てはめてみると、私は20代の頃縫製工場で5年業務をし、その後ブランクはありますがフリーランスで着物リメイク作家として活動し始めて10年経ちます。作業を平日1日平均を4時間とします。
となると、下記の表のように9年7ヶ月ほどで1万時間を超えたことになります。
思うに感覚的な部分で「(プロとして)着物を縫製し創作リメイク扱う自信がつく」という時期と重なるのかな~とも思えました。
作業や携わる時間 | 一万時間に達する月日 |
---|---|
平日4時間ずつ | 約9年7か月 |
平日8時間ずつ | 約4年9か月 |
毎日4時間ずつ | 約6年10か月 |
毎日8時間ずつ | 約3年5か月 |
毎日12時間ずつ | 約2年3か月 |
週末8時間ずつ | 約12年 |
週末2時間ずつ | 約48年 |
1万時間を経過したものすべてがスペシャリストとは限りません、ですが目安として技術の習得や経験、制作業務での身についたスキルがあって、さらにものづくのりの「遊びごごろ」というものがあれば、ひとの心を動かす素晴らしい作品ができるのかな~と思えます。
石の上にも3年という言葉がありますが文字通り、月日が経てこそ本物の結果(成果)はでてこない、というをしみじみ考え深く思いました。また「糸山自動車文化館3周年記念・総合芸術祭」に参加しなければ、「習熟してスペシャリスト」なんて考えもしなかったのではないかと思います。本当にご縁に感謝です。次回は2年後の5周年記念・総合芸術祭、また参加させていただきたいです。
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